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第8章 登校☆

-弥和-

目の前に、昨日俺の足に怪我を負わせた女がいる
俺は、いつもの顔で話し出す。

「おはよう…黒蝶ちゃん」

『おぉぉ…はよ』

昨日の威勢はどこにやら…まだ、支度は出来てないようだ

「入っていいかな?」

笑顔で話しかける。長年この笑顔で何人もの女を落としている。

はっきりいって昨日決まった事に対して、俺は大反対だ。まだ、美人だったり家を利用出来る奴ならいいが、どんな人間かもわかんない奴を近く置くなんて、馬鹿だろ…

仁那のところでもコイツの情報がつかめないらしい…だから、綉磨はコイツの正体を知りたいから側に置きたいらしあが…

だったら、俺が落として正体暴けばいい
綉磨には色々世話になってるから、だから今俺はここにいる

『なぁ…なあ!!』

「あぁ、ごめん何?」

『その顔、止めて。笑うんなら笑って。嘘の笑顔って気持ち悪いんだよ。』

「えっ…」

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