
ΑΑΑ
第9章 初めて…☆
あのあと、私が笑いすぎて拗ねてしまった藤堂弥和…いくら私が謝っても、無視を繰り返す。
「あぁ、もう!!いい!!」
半ば、逆ギレ状態で裏門まで歩いていった。
本当なら、表門に行くはずだったが…
『…………………普通の奴らに知られていない…』
だそうだ。
てか、キャラ変わりすぎた!!一瞬私、土方弛嘉!?って思うほど、仏頂面…
いつもの、キラキラ笑顔はどこいったんだか…
「じゃあ、私行くね…」
私が、裏門をくぐろうとした…
『黒蝶』
「………ん、な…」
弥和に呼ばれて、後ろを振り向けば、弥和の顔が…私の前にあって…
「えっ…………」
弥和の顔が、私の顔と重なった…
