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先生に恋をした。

第4章 4

菜々が僕の部屋に来ても
頭の中は吉野の事でいっぱいだった。



「ねぇ・・・ホントに安西くんの所・・・?」

「そうだよ。そんなに心配なら安西に今ここで電話しようか?」

「いや・・・そこまでは別にいいんだけど・・・」



僕はこんなに堂々と嘘をつく自分に少しびっくりする。


「私心配なんだよ。千尋かっこいいんだから。絶対モテちゃうし。浮気とかしてたら私・・・」

「変な心配するなって。」


僕は愛おしそうなフリをして
菜々にキスをした。

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