
チャラいギャルはどこまでも??
第5章 告白
リビングには愁が
何やら料理を作っていて、
気になったあたしは
思わず愁に駆け寄った。
「愁なに作ってんの?」
「あ?オム」
「マジで!ねー食べたい食べたいー」
「あーハイハイ。
わかったからとりあ大和んとこ行ってこいよ。話あんだろ」
…なんでこいつ知ってんの。
「はーい…
じゃあちょっと外出てくる」
愁から離れて
リビングから玄関に抜けるドアに
手を掛けると、
「…莉架っ」
後ろから抱きしめられた。
「はは、なーに??」
「やっぱ行くな…」
愁は強くあたしを抱きしめ、
何か怖がっているようだった…。
「愁…なしたの」
「お前が俺から離れてくのが怖い…」
……え?
