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チャラいギャルはどこまでも??

第6章 交際スタート




まさかの久しぶりの再会に
ぼーっと愁を見上げていると
愁が近付いてきた。




「…見とれてんの?」


「ばっ、ちがう!バカ!」


「はいはいごめんなさい。」



愁がクスクス笑うとあたしの頬も緩んで、愁なりに緊張をほぐしてくれようとしてくれたんだなって

相変わらずの優しさに
少し心が揺れた。




「てか、お前なにしてんの?
風邪引くぞ?」


「あ……えと、」



大和がいなくなったから探してます、
なんてなんか言えない…




「ま、深くは突っ込まねーから。
それより早く帰れよ?」



少し前まで頭を撫でてくれていたのに
撫でないで去ろうとする愁に寂しくなってあたしは愁の裾を掴んでいた…







「……莉架?」



明らか驚いている愁の声に
あたし何してんだろう、って
ハッとした…。




「あ…ご、ごめんね…」


パッと離すと
その手を愁にぎゅっと握られた。














「…勘違いすんだろ」



そのままあたしの体を引き寄せて
愁はあたしに



キスをした…

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