
チャラいギャルはどこまでも??
第6章 交際スタート
あたしをかばうように
キスをして
雨のせいか、唇を離しても
体はものすごく近い…
懐かしい愁のキスに
あたしは涙が出そうだった。
「あ…わり」
「…悪いって思ってないくせに…」
「……まぁ、そこはシークレットで」
またあたしの唇にチュッとキスを落とし、額を重ねる。
「愁っ…」
あたしは傘を地面に落とし、
背伸びをして愁の首に回して
舌を入れた。
「っ…バカじゃねぇの……」
愁はあたしの前髪を掻き分け、
強く抱き締めてキスをした。
…ただ、何も考えずに。
