
チャラいギャルはどこまでも??
第6章 交際スタート
「まりあは…嫌じゃねぇのかよ」
「ん?」
「お前の彼氏…他の女とキスしてんだぞ?」
まりあはキョトンとして
はははっ!と少し大きく笑った。
「嫌じゃないよ!
だってあたし、莉架を忘れるために使われてるってわかってるし。
何つーの?恋人ごっこみたいな!」
恋人ごっこ……
「んでぇ?そういう大和くんは莉架が愁とキスしてて嫉妬してんだ?」
まりあはちゃかすように
俺の顔を覗き込む。
「してるよ…殺したいくらいに」
「わぁー怖い♪
莉架は殺しちゃだめだからね!」
「…殺さねーよ」
「ふふっ!まぁ今から愁呼び出してあの2人離れさしてあげるから大和くん、じっくり話しなよ」
まりあは電話を掛けながらすぐ側のアパートの中に入って行き、
同時に愁が電話に出て
…2人は名残惜しそうに離れた。
