テキストサイズ

紙ヒコーキ

第2章 はじまり




私の通う日向高校は、

自由な校風と高い進学率で県内でも有名な高校だ。


部活動にも力をいれており、

『文武両道』


まさにそれだった。


私はそれなりに入試勉強をがんばり、この高校に入学した。



志望した理由は、なんとなく。


強いて言うならば家が近かったから。



そんな私がここに入って、結果が出るなんて、あるはずなかった。



周りのみんなみたいに、打ち込めるものがなかった。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ