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ずっと好きって

第5章 告白


ゆっくり歩く私たちを、裕太たちが抜かした。


裕太…たちが。

裕太は、どこから連れてきたのか、低学年の男の子たちとギャーギャー騒ぎながら歩いていた。


私もあみも、びっくり。


…告白…気づいてない…?


告白されたら普通、ドキドキしたり急に緊張したり…

顔が赤くなったり、あまりしゃべれなかったり、笑顔になれない…と思うんだけど…?


裕太は、低学年の男の子とじゃれ合い、笑いながら歩いている。


「…気づいてないのかな?」

「…たぶん。」


不安そうにあみと2人で裕太を後ろからじっと見る。

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