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ずっと好きって

第5章 告白



下駄箱を出ると段差があって、そこに座って裕太を待つ。


裕太が手紙を読んで、どんな反応を見せるか、とっても気になるからだ。


「…遅くない?」

「…確かに。すごい遅いよ…」


なんだかだんだんと体が冷えてきた。このまま待つのは難しい。


私は立ち上がり、下駄箱のところに入った。


と、同時に、裕太が階段から降りてくるのが見えた。


ドキッ!


私は慌てて、足音をたてずにあみのいる場所まで戻る。


「きたきた!」

「うそっ、じゃ、行こっ!」

私たちは、ゆっっくりと歩き始める。

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