
BL短編集
第12章 バイブプレイ
入った途端、おもちゃ屋が路地にある意味がわかった
そこにあるのは大人のおもちゃばかりだった
「す、すいません、電話した高倉です」
そういうと奥からひとが出てきた
整っていて男でもかっこいいと思う風貌の男性が立っていた
「んーと面接とかないから今日から働いて?向き不向きがあるから、今日やってみて決めようか」
「あ。はい……なにやるんですか?」
男は怪しげに笑い
「あとで分かるよ」
とだけ言い奥に入っていってしまった
突っ立っていると
「きみのバイト服ね。きみは女顔だからスーツよりは似合うと思うよ。そこで着替えて?」
と角を指差す
中身をあまり見ないではいと答え角に移動した
