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掌の浜辺

第4章 冬 - make -

9.雪の上の野球 -3-

 ビュン
 ブン
 「ストライク」
 小野里さんの声。ボ-ルは、平石さんのところに投げられる。
 「おしかったぁ」
 「行くよ!」
 「はい!」
 悔しい気持ちになったから、次は打ちたい(>_<)
 構えて。

 「やっ!」
 一瞬で判断。これは行ける☆
 カ-ン
 ライトの方向に、ボ-ルは転がる。
 「よしっ!」
 一塁ベ-スに着いた。
 「今上手かったね!」
 一塁を守っている、りょうこさんが声をかけてきてくれた。
 「ありがとうです☆」

 一通り回ったあと、ちょっと体育館で休憩。自動販売機で飲みものを買う私たち。
 「久しぶりに動いたね」
 「はい☆なんだか気持ち良いです(*^^*)」
 「ゆうこ、若いなぁ」
 「そんなことないですよ(>_<)」

 「疲れたときは炭酸」
 ガランゴロン
 「俺、お茶派」
 「あ-お茶もいいですね」

 「天気いい~」
 「野球日和だ」

 「先に買っていいよ?」
 「あざす」

 30分くらい休憩して、最後にトスバッティングをやってしめくくろうってことになった。
 「移動すっか」

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