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時間割りを配布します。

第3章 一時間目:数学・後


ぬる、ぬる。

ぴちゃっ、ぐちゅ。

ちゅ、ちゅっ。



「ふ……っん」

「どうですか?」


気持ち良いでしょうね。
とでもいうように、厭らしく微笑する先生は私の―――指をなめまわす。

一本一本丁寧に。

指の先、指と指の間、爪までも虐めるように、ゆっくりと先生は舌を這わせた。


どや顔がイラつく。

でも始めに暴れて身体は疲れているし、この感覚を手放したくない気もする。


私は夢心地だった。

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