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か け ら

第74章 ココア

駅の近くの大きな公園につく


この公園で話をするのも
寒くなってきた今でも変わらない日課である



いつものベンチのところまで着くと

『ちょっと待ってて』

と言って
雄也はどこかに走って行ってしまった



私はベンチに腰掛け
ケータイをいじりながら
待っていると

雄也が戻ってきて

『はい、これ好きでしょ』

差し出された手をみると
私の大好きなあったかいココアがあった


「ありがとう」


ココアを飲みながら
雄也と話していると
ひらひらと
白い華が空からが舞い降りてきた



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