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か け ら

第6章 平行線

『だからさ、千鶴頼む!!
協力してくれないか?』

何も考えられない私に
あなたは更に言葉の矢を放つ

私は溢れだしそうな
感情を抑えながら
「OK
わかった!!」
なんて笑顔で答えた

「私、友達が待ってるからもぉ、いくね」

背を向けて歩き出した私に
あなたが小声で何か言った気がした


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