教えてよ、先生…
第4章 先生、幸せって?
キスを終えた後
私は先生と別れ家に帰った
もう空は夕日で真っ赤
時刻は6時すぎ
私……
本当に先生と
やったんだ……
改めて思うと
凄く恥ずかしい……
するといきなり
肩をぽんぽんと叩かれた
「ひぃいっ!!」
「なんでそんなに驚くんだよ」
え
「あ ああ…… 蒼か……」
少し茶髪が特徴な私の幼なじみ
中野 蒼 (ナカノ アオイ)
同い年で同じ学校で同じクラス
そんでもって 隣の席のひと
「蒼かって… 失礼だな……」
ピンッ
「いったっ~ デコピンしないでよっ」
「ふんっ 仕返しだっつーの」
ムカつくやつ…
でも こいつ意外にモテるんです
サッカー部のレギュラーで
勉強もそこそこ出来て
顔も身長も体型も女子好み
この間も3人の
女子にコクられたとか……
「ねぇ 蒼さ」
「なに」
「この間 3人の子に
告白されたらしいじゃん」
「うん」
「誰か1人オッケー出したの?
付き合うとかあった?」
「ううん」
「え」
「全員 フッた」
「えっ! なんで?」
「なんでって……」
「なんでって?」
蒼の頬が赤く染まった
「す 好きな奴が
い いるから…… とか……?」
「え 誰?」
「言わない」
ピンッ
「あ また デコピン~」
「うっさいわ」