教えてよ、先生…
第4章 先生、幸せって?
蒼のデコピン
あいからわず強いなぁ……
「蒼」
「次は何だよ」
「また 身長伸びた?
今 何センチ?」
「168」
「………私と10センチ差…」
私も… あいからわずだ
昔から蒼だけには
負けたくなかった……
学力も運動も身長も……
でも どれ1つ勝ったこと無い……
「……ズルい」
「は?」
「同じ年に生まれた人間なのに
なんでそんなに差が出来んのよ……
なんだか おいてけぼりの気分…」
少し さみしい
蒼がどんどん離れて行く
私は
どんどん置いてかれてる……
「……………麻依」
「え」
………チュッ
「……………!!」
軽いのに
温かさが伝わる優しい蒼のキス
すると 私は
蒼に グッ と引っ張られた
抱きしめられた
強く でも優しい
「麻依 麻依 麻依……!!
好きだ 好きだ 大好きだ………!!
幼なじみとしてじゃ無い…!
恋愛感情として
君が好きだ………!!」
蒼の頬からは
涙が溢れた