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「彩華!!」

ライアンの声に反応し振り返ると
ケンが飛び付いてきた

「ごめん 遅くなってしまったね
仕事が長引いてしまったんだよ」

「えっ!! バーテンダーでしょ」

「いや 昼もちゃんと働いてるよ
バーテンダーはちょっとした趣味かな」

「趣味？仕事って？」

ライアンの話が見えず
質問攻めしてしまう

ライアンって何者？

趣味…

昼間は違うライアンがいるんだ

「まっゆっくり話そう
カウンターに入るから待ってて」

私から離れると
ケンは小さく手を振ってくれた


ケンの仕草が愛しいく
私も優しく微笑み返し 手を振る


ライアンは
ケンの手を引き裏口に入っていった





私はもう一度席に座り直した