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ひと夏のアバンチュール

第7章 キャリアウーマン

会社に入ると
ケイトが顔を見るなり
駆け寄ってきた

「彩華!!大丈夫?具合どう?」

顔をぺたぺた
おでこに手を当てて
抱きしめた

「仕事に来たのに
 病気になったら琢磨に悪いわ」

「ありがとう」

「無理してるから」

「好きなの」

「知ってる でもダメよ」

「ぼちぼちね」

「ぼちぼち??何?」

「ゆっくり ゆっくり かな?」

「スローリー!!OK」

パソコンに向かう
溜まった資料が山のように
机を占領していた

よぅ~し!!

今日中に片付けて

たまにはケイトと食事にでも
行くか



 

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