テキストサイズ

ひと夏のアバンチュール

第7章 キャリアウーマン

「ケイト ディナーOK?」

「OK!!」

斜め前のケイトは
書類を端によけ
ディナーに行くお店を
物色し始めた

彼氏とデートでも行くかのように
ウキウキなケイト

「仕事終わったらよ」

「終わらない 無理!」

「ディナーもお預けね」

「彩華!!」

「本当よ ケイトが終わったら」

「分かった 今日の分ね」

「たまった仕事は全部よ」

「・・・悪魔がいるわ」

大袈裟なケイト

泣きそうに隣のチーフに
アピールするが

昨日の私の穴が大きいようで

朝からご機嫌斜めな彼

「ケイト 邪魔しないで!
 暇ならこの書類も回すよ」

NO NO

両手をあげて大人しく
PCに向かう


ストーリーメニュー

TOPTOPへ