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自殺旅行

第4章  個室生活

四十日目

めんどくさーい。喋るのめんどくさ~い。食べるのめんどくさ~い。生きるのめんどくさ~い。

昨日から何も食べる気がしな~い。めんどくさ~~~い。他人と関わるのめんどくさ~~~い。

社交的に振る舞って他人と仲良くなったらなったで文句言われるし・・・・・・なんだろな~~~★

根が面倒臭がりだからな~♪

元に戻っただけなのに・・・・・・みんな、何かの誰かのせいにしたがるんだね。

何のせいでも、誰かのせいでもないんですけど!!!

少なくともここに私の心を動かす影響力のある人間は一人もいないんですけど~~~~~~!!!

どうして私がここを出たあとの事を聞きたがるのか不思議でならない。

いっさい関係ない人たちばかりなのに。みんな、暇人なんだね。好奇心や野次馬で・・・・・・うぅぅぅぜぇぇぇぇ!

食欲皆無! ラッキー♪ ちょうど良いダイエットだ~い! 最近私は太り過ぎだ!

熟女は太りやすい生き物ですっ!









四十一日目

どいつもこいつもなかなかどうして・・・・・・・お喋りが過ぎますよ?

少しは口を慎んだらいかがかしら?

早い話が「黙れ」って事ですよ☆






天気がいい。洗濯しよう。靴下がない。健康サンダルが素足に突き刺さる。痛い・・・・・・・。

「なんでそんなに服とかないんですか?」

看護師が不思議そうに聞いてきた。

「なんでって・・・・・・私、自殺旅行で来たんですよ。長くても四日~五日くらいで死ぬ予定だったので・・・・・・服とかそんなに必要じゃなかったから~」

「あっはっはっはっはっは! そうだった!」

軽~~~く笑い飛ばされました☆



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