
自殺旅行
第2章 自殺旅行
いざ出発!の前にフロントに鍵を預けしばし閑談。
「珍しい時期にご旅行なんですね?」
笑顔で話し掛けてきたホテルの奥さん。そのすぐ隣に同じく笑顔の旦那さん。フロントすぐ横の小じんまりとした喫茶室を掃除しながら会釈をする笑顔の(たぶん)娘さん。
おっと・・・疑いの色が隠せていないぜご家族さん♪やっぱり警戒はするのね~、1人旅だもんね~、女の~、しかも時期外れ~、そして知らなかったが尋常じゃない台風被害。まだ復興していない場所も多々あるらしい・・・そんな感じ。そりゃ、警戒もされるわ~。
でもね「警戒されるかも・・・」なんて予想済み♪それなりのシミュレーションもして来ましたから!
慌てず焦らずゆっくりと笑顔で返しますよ☆
「そうなんですよ~。仕事が忙しくてなかなか休みも取れなくて・・・やっと取れたので、今のうちにと思いまして」
「そうなんですか~。ゆっくりして行って下さいね。なにかありましたら何でも聞いて下さいね!」
「それは助かります!実は○県は初めてで、○大社に行くにはどう行くのが早いですか?一応そこの観光案内所でパンフレットも頂いてきたのですが」
私はパンフを取り出した。すると分かりやすくあからさまにご家族の警戒が緩んだ。
志願者達よ!明確な目的地(観光用)!
パンフ!これマジ大事!これだけでも『ああ、この人は本当に観光で来たんだな』と相手を油断&安心させられるようだ。
そう!決して悟られてはならないのだよ!警察に通報だなんて・・・そんなマヌケなことはあってはならないのだよ!!
よっしゃ騙せた!と、内心ガッツポーズ♪の私は親切な説明を聞きホテルを出た。
「珍しい時期にご旅行なんですね?」
笑顔で話し掛けてきたホテルの奥さん。そのすぐ隣に同じく笑顔の旦那さん。フロントすぐ横の小じんまりとした喫茶室を掃除しながら会釈をする笑顔の(たぶん)娘さん。
おっと・・・疑いの色が隠せていないぜご家族さん♪やっぱり警戒はするのね~、1人旅だもんね~、女の~、しかも時期外れ~、そして知らなかったが尋常じゃない台風被害。まだ復興していない場所も多々あるらしい・・・そんな感じ。そりゃ、警戒もされるわ~。
でもね「警戒されるかも・・・」なんて予想済み♪それなりのシミュレーションもして来ましたから!
慌てず焦らずゆっくりと笑顔で返しますよ☆
「そうなんですよ~。仕事が忙しくてなかなか休みも取れなくて・・・やっと取れたので、今のうちにと思いまして」
「そうなんですか~。ゆっくりして行って下さいね。なにかありましたら何でも聞いて下さいね!」
「それは助かります!実は○県は初めてで、○大社に行くにはどう行くのが早いですか?一応そこの観光案内所でパンフレットも頂いてきたのですが」
私はパンフを取り出した。すると分かりやすくあからさまにご家族の警戒が緩んだ。
志願者達よ!明確な目的地(観光用)!
パンフ!これマジ大事!これだけでも『ああ、この人は本当に観光で来たんだな』と相手を油断&安心させられるようだ。
そう!決して悟られてはならないのだよ!警察に通報だなんて・・・そんなマヌケなことはあってはならないのだよ!!
よっしゃ騙せた!と、内心ガッツポーズ♪の私は親切な説明を聞きホテルを出た。
