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自殺旅行

第4章  個室生活




五十九日目

ははは・・・・・・もうじき二ヶ月も生き延びていることになるのか・・・・・・。

ははははは・・・・・・バカですか? アホですか? 死にたいです。

死にたさが無くなる事はないのだろうな・・・・・・。



今日も『SD』はノックもせずに勢いよく私の部屋の扉を開ける。

「・・・・・・・・・・・・・・・ノック・・・・・・」

呆れて私が言うと『SD』は扉を閉めノックをし、私の返事は待たずに勢いよく開けた。

開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて・・・・・・笑顔で繰り返す。

ああ、ウザーーーーーーい!!!!!

私はシカトした。

開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて閉めて開けて・・・・・・。

『SD』が何処かへ行った隙に私は扉を閉め内鍵ガチャリ☆

は~~~~~、これで安心です♪

・・・・・・・・・・・・・・・・ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ・・・・・・!!!

そんなに時間たってないよ?!

戻って来た『SD』はドアノブをしつこく回す。

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ!!!!!!!!!!!!

うるっせーよ!!!!!!!!!!

扉を開けた私に彼は不思議そうに聞いてきた。

「なんで鍵閉めたの?」

えええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー?!?!?!?!

分からないらしい。こんなに解りやすい『拒絶』なのに。

「・・・・・・分からないのですか?」

「うん。なんで鍵閉めたの?」

「ウザいからですよ。うるさいですし。ノックはしない、常識知らなさすぎです」

「え~~~そうかな~?」

ヘラヘラと嬉しそうに笑う『SD』・・・・・・誉め言葉じゃねーよ。

もう・・・・・・笑うしか・・・・・・。

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