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自殺旅行

第6章  大部屋




昼食後。

部屋で寝ていると師長さん(♀)が、

「仮名さん? 仮名さん? ・・・・・・面会ですよ~?」

「はい? 面会? ・・・・・・私にですか? ・・・・・・『市』の人たちですか?」

この地に私の知り合いは一人もいない。ここに私が居ることなど誰も知らない。血縁者はお断りしている・・・・・・まぁ血縁者もわざわざ来ません。なので、『市』の役員かな? と。生保の係の人かな? と。

「『SDさん』ですよ~」

「はあ? 私にですか?」

「そうですよ~。面会室で待ってもらってますよ~」

笑顔の師長さんが手渡してきた面会用紙には確かに私の名前が・・・・・・。

ロビーに行くと『チェリーちゃん』と面会人の元患者さんが。

「わぁ~~~! 『MMさん』だ~~~。お久しぶりです~!」

挨拶を交わし『メリット』と失楽園、失楽園♪ と二人を冷やかす。実際は違うのですが・・・・・・・そんな風に見えるので。

そこで話していたら面会室から『SD』が出てきました・・・・・・てへっ! 忘れてました☆ 更年期障害かしら~?

いいね~~~みんな『恋』しているね~~~。良いことです☆





夜。『メリット』とコタツでゴ~ロゴロ☆ チューは禁止されていますので、お手て繋いでいるところに可愛い愛しの子リスちゃ~ん。

ヒョロ助タイム♪

「上にあがるの来週の月曜日でもいいですか~?」

やめろっつってんだろうがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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