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自殺旅行

第7章  解放病棟へ



百九日目

早く退院したい。早く自由になりたい。



この病院に連れられてきたあの夜。あの日診察室にいた医師と看護師。その看護師がここ第三病棟の主任さんだったらしい。主任さんと話をした。

「あぁ・・・・・・空っぽだ・・・・・・」

あの日あの夜。連れられてきた私を見て主任さんはそう思ったそうだ。

空っぽねぇ・・・・・・空っぽかな? 空っぽだったのかな? う~~~ん、自分では分からないな・・・・・・。

その時の私の顔は今でも覚えている・・・・・・と。赤く鬱血し腫れ上がった顔。真っ赤に鬱血した眼球。空っぽの女性。





OTサロンにて『チェリーちゃん』に会えました♪ 嬉しい♪ 『メリット』は居なかった。食欲もガクンと落ちちゃっているそうだ、元が超ほっっっっっっそい『メリット』・・・・・・部屋に籠って出てこない事も多いらしい。

『チェリーちゃん』がスッゴい心配しているぞ! 『チェリーちゃん』自分も病気なのに、優しい人です!





ヒョロ助てんて~に会わないな~~~会えないな~~~。てんて~も私を探しているらしい・・・・・・会いたいな・・・・・・。





今日も図書館へ! 十四時が待ち遠しい。部屋も決まったのだから、そろそろ全ての限定解除してくれると嬉しいのですけど・・・・・・いかがかな? 子リスちゃん?

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