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井上真緒編

第3章 3

真緒「あなた、結婚のことも知ってるんだ。いつからそこにいたのよ」
チアキ「神々は、いつでも必要なときに現れるのよ。あなた達が知る必要はないわ」
真緒「私とりつかれていたんだ。こんなのに。これじゃ、幸せになれないはずだ」
チアキ「そんなことない。あなたは幸せになれるわ。私のいうことを聞いていればね」
真緒「嘘いわないでよ。逆でしょ。あなたがいなければ、私は幸せになれるんだ。やっぱり引っ越ししよう」
チアキ「だからどこに」
真緒「もっと、明るくて、からっとしたところに引っ越す。あなた、暗くて、じめじめしたところにしかいられない地縛霊みたいだから」
チアキ「どこでもいいわよ。私はあなたについていくだけだから」
真緒「目的は何よ」
チアキ「目的。神々の目的といったら、あなた達の幸せじゃない」
真緒「私を幸せにする。そうなってないじゃん」
チアキ「全部、人の責任にするの」
真緒「ふ~ん。そういう話」

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