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パパはかわら版

第4章 パパはかわら版C

3人はとりあえず、雑巾がけや、洗濯もして一段落つけた。一日中とまではいわないが、彼女たちは、半日かけて、掃除をしていたのだ。まあ、しかし、何とも、まとまりのない掃除というか、やって、状態が悪くなるような、掃除ではあった。橋龍の、下着だか、体を拭くための布だかを、雑巾代わりに使ってしまったりとか、茶碗も割ってしたので、後で何をいわれるかは分からなかった。少し休んでから、幸江が買い物に行こうといったので、買い物に行くことにした。

良江「お金は、あるんですか」
幸江「出かけるときにパパにもらったから、大丈夫」
初江「あんた、しっかりしてる。役に立つわ。なんか食べていこうよ」
幸江「そうね」
良江「だめですよ。そんなことしたら、お父さんに怒られますよ」
初江「大丈夫。外食している人の金銭感覚だから、生活するのにどれくらいのお金がかかるのかなんて分からないよ」
幸江「時々はいいんじゃない。なににする」
初江「そばとかうどんだと、家に帰ってから食べれなくなるから、なんか甘いものでいいんじゃない」
幸江「いいね。団子とかだね」
初江「ようし、団子でいいや。あんたはどうすんの。食べんの、それとも食べないの」
良江「もちろん、私も食べますが、こんなことばかりやってばれたら、また追い出されますよ」
初江「だから、時々だって」
幸江「とりあえず、夕食の買い物さきしようよ」

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