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狼彼氏!?

第16章 離れゆく心



「琥君…今下の売店に行ってるからすぐ来ると思うわ」

お母さんがそう言った矢先

「ちさっ!!!!」


…琥。


………私がずっと聞きたかった声


私は、顔がくしゃくしゃになるんじゃないかと思うくらい泣いた


『こぉ……』


やっぱり顔にガーゼを貼り、頭には包帯が巻かれていた


その姿は、すごく痛々しかった…


でも無事で良かった


また“ちさ”って私の名前…


呼んでくれて…嬉しいよ


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