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同居人

第6章 紅く、濁る糸



私がそっけなく
返事をする。


「そんな可愛い顔したら襲うよ?」


気付くと菅野先輩が
目の前に。


「か…可愛い顔なんかしてませんっ//」


私の体が壁に
つく。

菅野先輩の体は
私を覆い尽くす。


「ちょっ…菅野先輩」


ガチャ


運悪くちょうど

優たちが

帰ってきた。


…当然この姿は
見られた。


「あ…」


すぐに離れた
私と菅野先輩。


「わ…私たち邪魔でしたかね…」


「ち、違うよっ…!!私がふらついて倒れそうになってたのを菅野先輩が助けてくれただけっ」


必死に弁解する。


…優の顔は
明らかに不機嫌。


目が一瞬合ったのに

優が私から目を

離してしまった。


「…ゅう」

つい優、と
呼んでしまった。
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