テキストサイズ

好きでもないのに…

第4章 初めての気持ち

「まなと?」

「キス、しよう?」

うそ!!まなとも?

「…。」

「いや?」

「いやじゃないけど、その、誰かが、見てるかも。」

「誰かって?」

「その、あの、先生、とか?」

「それなら、大丈夫だよ。カーテンに隠れれば。」

「でも、外から見てるかも。」

「カーテンを二重にすればいいよ。」

「じゃあ、声、とか。」

「トイレいく?だれでもトイレ。あそこならだれもみてないし、窓もない」

こくん

私は、うなずいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ