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「あのさ、さっきからあんたあんたって、僕にはまなとってなまえがちゃんとあるんだけど。ちゃんと名前で呼んでよ。呼ばないとキスしちゃうよ」

正直、みんなキスのほうを期待してたみたい
「まなと…。」


「キスしないの？残念。」

「僕は別にいいけど…？」

「きゃ～。さすが大人なまなと。お子ちゃまほのかとは大違いだなぁ」

（なによぉ。まったくいやな奴。こんなんならつき合わなきゃよかった。）

「…。ってええ！？」

顔をあげるとすぐそばにまなとの顔があった
まるで今キスするかのように。