向かいのお兄さん
第15章 玄関先の
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「いらっしゃーい」
夜の8時頃
もう、大概直也の家に行くときは、決まってこの時間帯となった
『来てあげたんだから、感謝しなさい』
「うん、ありがと」
部屋に入る前に、直也はあたしの顎を持ち上げて
いきなりキスをしてきた
『んばばば!!何すんのさいきなりー!!』
「はいはい騒ぐな騒ぐな、ご近所さんに迷惑だろ?」
そういいながら、今度はあたしの腰を引き寄せて
唇を塞いだ
『~っ!!///』
もがこうにももがけない
直也は唇を重ねたまま、手を伸ばしてドアノブを掴んだ
あたしの体を上手く誘導して部屋に入ると
カチャンと扉を閉めた