向かいのお兄さん
第4章 電話で
『え、ねぇ、マジで…』
《右手で、クリ触って》
皆さん、こいつ本気ですよ
『お願いだから…勉強させてよぉ…』
《早く、触って》
あたしの願いなんてそっちのけで、直也はそう言う
『…』
嫌だけど…嫌だけど嫌だけど…
あたしは右手をパンツの中へ入れた
《触った?》
『触ったっつの!!///』
あたしが怒鳴ると、電話の向こうから微笑が漏れた
《マジの時と嘘の時、全然態度違うけど?》
何だお前は
嘘発見機か
《どう、濡れてる?》
『…うん…』
あーほんとに恥ずかしい…
若干だけど、濡れかけてる…
《じゃあ美咲のクリ、優しく撫でて》
急に声色を変えられ、思わず身震いした
耳元に直接囁かれてるみたい
『…っ///』
言われた通り、優しく撫でるようにすると
何となく頭がぼーっとしてきた