無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「へぇー美咲ちゃんっていうんだ、どこから来たの？」



『ああ、地元ですよ』




先輩たちも、ほとんど気がねなくしゃべることができた



アルコールが入るにつれ、そのトークはますますヒートアップしていく




「ほらほら、美咲ちゃんも飲めっ」



『え、じゃあちょっとだけ…』




などと言いつつも、あたしもすっかりお酒に魅せられた



一口飲むごとに

気分が上がってくる




ああ…酔っ払うって、こういうことなんだな…







「よっしゃー、ポッキーゲームしようぜー!!」



誰かが口走り、止める者はもちろんひとりもいない




紙の切れ端を使っておみくじを作り

それぞれの名前を書いていった





「絵里奈ちゃんと田谷がポッキーゲーム～!!」



適当に引かれた二枚の紙切れには、
今のふたりの名前が書かれていたのだろう




えーいやだーなどと拒みつつも、用意されたポッキーを少しずつ食べ進めるふたり



酔いもある




何の抵抗もなく、ふたりは唇を合わせた




『わ～///』




なんだろうな…


見てるこっちが熱くなる






「はい二組目～、美咲ちゃんと寺内～」












うそ？