向かいのお兄さん
第7章 はじめまして
「直也、マジで何で美咲ちゃんと知り合いなわけ?」
和樹はもうひとつ椅子を転がしてくると
その上に腰掛けた
「えー、…なんか突然声かけられた」
「いいなぁあ!!
俺も声かけられたい!!」
和樹は足をジタバタとさせ、頭を傾けた
「…にしても…美咲ちゃんって意外とエロいの?」
「うん、あいつ変態だわ」
直也は机上に置いてあったペットボトルを手にし
ゴクリと喉に水を通した
「そういうメールばっかしてるわけ?」
「別に」
ペットボトルにキャップをし、直也は微笑む
「俺が言ったら、何でもしてくれんだよねー」
「マジで!!??」
「マジで」
「何でも!!??」
「何でも。もう三回もイッてくれたもん」
それを聞き、和樹はまた足をばたつかせた
「く~マジかよぉおっ///
スゲー純潔そうなのに、うわ~美咲ちゃん~///」
「俺もびっくりした」
直也は酔いしれたように椅子にもたれ掛かった