テキストサイズ

第13章 何が幸せ?



俺は何にも言わず野良に近付いた

「どうしたい?……ここで過ごしたいか。それとも自由になるか。それとも……俺の所に戻るか」



怯えた眼をした野良は

「っあ……虎優っ…さんの…所…に…はぁ…戻るぅっ…」


喘ぎながら答えた


俺はあくまで冷静に

「わかった。辛いかもしれないが……抜くぞ」

そう言って玩具を抜いた



喪失感なのか切なさそうに腰を揺らす野良


「イけなくて苦しいなら隅でぬいてこい」


そして俺は野良が繋がれていた鎖の鍵を開けた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ