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第13章 何が幸せ?



のろのろと隅にいく野良


回りを見渡すが本当に何にもない部屋だ

窓もなく明かりもない


こんなところに居て辛かったのだろうなと思う



「虎優さんっ……お願いっ……イけないの……前だけじゃイけないっ…玩具でいいから……手伝って…」


少し荒い息遣いでこっちを見ている野良


その瞳に誘われたのか、玩具を手に野良へ近付いた

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