高校生になって
第12章 夏休み
(いやいやいやいや…………
二人で一部屋使えと?
そんなん聞いてないわよ!!!)
心の中で訴えていると
手を引かれる
「……ひ…ろくん?」
「風呂入ろう」
(ん? さっきの二人の行為で
燃えたらしい………)
バスルームへ入ると
私の服を脱がそうとする
「ぃやっ!! 」
「……………もぅ、我慢できねぇよ
お願いだから」
ぎゅっ
と抱き締める腕の中は
とても心地よくてあたたかい
私は騙されたみたいに
静かになった
パラッと着ていた服が
床へと落ちていく
とうとう下着すがたになった私は
急に恥ずかしくなって隠す
「抵抗しても、もぅ遅いから」
そう言って私の腕を掴み
ブラを床に落とす
「…………恥ずかしい……ょ//」
「大丈夫。きれいだから」
下に向かう手は
撫でるかのように優しい
パンツをそーっと下ろしていく
恥ずかしいとかの問題じゃない
尋常じゃないほどの震え
私の体を見てどう思うかが
一番の心配だった
それに気づいたのか
ひろくんは上半身裸のまま
私を抱き締める
「大丈夫だから安心して」