テキストサイズ

真夏の雨

第14章 愛してる

桜は…琥珀にありがとうと伝え
琥珀は桜に
本当に良かったのか?と告げる

桜の目から大粒の涙と
嗚咽が響き
隣に聞こえないように
琥珀の胸を借りた。


琥珀は、桜の背中をぽんぽんと
叩き慰めていた。


大丈夫…あたし
もう平気だから…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ