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水のように激しく、華のように優しく

第1章 ラベンダー


私の好きな華、ラベンダー。

彼らが作ってくれた、私の居場所。

最初はね、貴方たちと関わるつもりなんかこれっぽっちもなかったの。

貴方たちの通う不良高校と私が通うどちらかと言えば偏差値の高い高校。
そんな高校が隣り同士なんて可笑しいよね。

私たちは、貴方たちを恐れているの。

その外見が。

目つきが。

口調が。

手が、足が。

でも、本当は、そうじゃなかった。
本当は、違うんだよね?

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