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水のように激しく、華のように優しく

第1章 ラベンダー



一瞬にして体が浮き、誰かの腕で支えられている。

「ちょっ⁉離して下さい!!」

その手は紛れもなく、ラベンダーの総長と思われる人の手で。

「送ってく。」
「あの…大丈夫です…。ほ…んと…に…。ぅっ…」
「……⁉何故泣いている?」

離してくれないから。
なによりも、あなたが怖いから…。
その…何人もの人間を殴っている手で触らないで欲しい……。

「だ…大丈夫。ほんとに…っ」
「なんなんだよっ‼」

ビクッ!!

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