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放課後は図書室で

第2章 出会い

「私は、自分のペースでできるので、嫌じゃないんですが…」


ココロがココにあらずの状態で、思わず言ってしまってからハッとした。


「俺、サボった方が良かったかな?」


先輩は一瞬びっくりした顔をしてから、笑いながら言った。


「すみません、そういう意味じゃ…」


「いいよ、いいよ。
ここ、好きなんだろ?よくそこの窓から外を眺めてるの、成瀬さんだよね?部活やってるとよく見えるんだよね」


うそ?いつも外を眺めてるの、見られてた?
よくここにいるけど、そんなに目立ってた?

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