テキストサイズ

放課後は図書室で

第9章 悲しみと喜びと…

「あっ、美希!ね、大丈夫?」


途中まで行くと遥香と紗耶香が秋野先生を連れて走ってきた。


「斉藤先輩が助けてくれたんだけど…、でも相当殴られちゃって…。」


心配そうに聞いた遥香には、莉沙が代わりに答えてくれた。


「怪我はない?大丈夫?
…斉藤君は?」


「先輩は、たぶんあの人たちとまだいると思うんですが…。先に来ちゃったので…。」


先生も心配そうに聞いたので、たぶん怪我はないと思って私は頷いた。その後、付け加えるように莉沙が言った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ