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「とにかく、ちょっと保健室に行って本当に怪我がないか確認しないと…。先生残ってるかしら？」


「あっ、私、先に行って見てきます。もしいなかったら、職員室行ってみるんで、保健室で待っててください。」


秋野先生が言うと、莉沙がすぐに答えて走っていった。


「それにしても、本当に酷いことされたわね。…こんなことがあるなんて。」


先生は、莉沙の後姿を見ながら溜息をついた。


紗耶香が鞄を持ってくれて、遥香は莉沙に代わってそっと背中に手を回して歩いてくれた。