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放課後は図書室で

第10章 秘めた想いと決心

…だいぶ、心配かけちゃったな。

明日から、図書室に行かなかったら更に心配かけちゃいそうだけど、仕方がない…。


これ以上、私もみんなも傷つかないために…。



「あっ、電車来るみたいだよ!」


今、これ以上みんなに心配をかけないため、莉沙たちが乗る電車がもうすぐ来るのを口実に帰るきっかけを作った。


「うわ、ホントだ。ね、無理しちゃダメだからね!」


「気をつけてね!バイバイ!」


遥香と莉沙は次々に言うと、慌てて改札の向こうへ走っていった。

私たちは、そんな遥香たちに手を振った。

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