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放課後は図書室で

第10章 秘めた想いと決心

「先輩のせいじゃ、ないです…。」


「やっと喋ってくれた。でも、せっかく誘ったのに、微妙に俺、断られた?」


やっとのことでそれだけ返すと、先輩は笑って言った。


誘ったの?やっぱり、私のこと…?


「私は大丈夫です。怒ってもないし…。
ちゃんと、先輩が誘いたい人を誘ってあげてください。」


先輩は罪悪感で私を誘っているような気がして言った。

勘違いしちゃいそうだから、それなら、始めから誘われない方が…。

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