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放課後は図書室で

第3章 日常

「今日はホントにありがとう。当番の流れがよくわかって、本当に助かったよ。
…でも、遅くまで付き合わせちゃってごめん。今さらだけど、大丈夫だった?」



私が図書室の鍵を閉めていると、斉藤先輩が隣で言った。


「大丈夫です。いつも最後までいるので。
こちらこそ、遅くまでありがとうございました」


図書当番の仕事が始まると、いたって普通の仕事の話だけになった。
先輩は真面目に細かなところまで聞いてきたりしたので、初めのドキドキ感もなくなって普通にしていられた。

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