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放課後は図書室で

第3章 日常

「暗くなってきたし、駅まで送ろうか、って言いたいところだけど、あそこで待ってるの、友達でしょ?
俺もちょっと部活に顔を出してから帰りたいし、今日はここでいいかな?」


先輩は階段の近くで待ってる私の友人達を見ながら言った。

もう外は薄暗く、駅までの道のりもそれなりにあるので、送ってもらえるってのはありがたい話だけど、そんなことしたら先輩ファンの子達に殺されちゃいそうだし…。

興味津々の顔をしてる友達も待ってる。


「そう言っていただけるだけで、ありがとうございます。委員長も、部活頑張ってください。
あ、鍵は返しておきます」

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