テキストサイズ

放課後は図書室で

第11章 出口の見えないトンネル

翌日、教室に入ると莉沙が真っ先に近付いてきて、私に声をかけた。

その後も休み時間に遥香と紗耶香もやってきて、次々に


「心配してたんだよ、大丈夫?」


と声をかけてくれた。

3人には、かなり心配をかけてしまったみたいで、とても申し訳ない気分になった。

けど。


…その後3人は、先輩がとても心配していたとかなり興奮気味に話をしていた。

どうやら、たまたますれ違った莉沙に声をかけたらしい。
そして、放課後の図書室でも、3人に心配そうに話しかけたらしく…。


「なんか、昨日の先輩は美希のことばっかりだったよね。」


と、莉沙が言う始末だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ