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放課後は図書室で

第12章 サボりの代償

暗くなり始めた公園に着くと、そこはもう人気がなくて、公園の真ん中辺りにあるベンチに座った。


昨日、サボったばかりだし。

…いったい何を言われるんだろう?


駅からの道のり、思わぬところで先輩と一緒になれたことが少し嬉しかったけど、それよりこれから何を言われるのかが気になって仕方がなかった。


「図書室で見かけなかったし、連絡もなかったんだけど、あの後、大丈夫だった?」


先輩が突然切り出したので、私は思わず先輩のほうを見て、頷いた。


「そっか。それなら良かったんだけど。昨日も休んだって聞いたから、心配だったんだ。」

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